ナスダック、21SharesのドージコインETFを米SECに上場申請

ナスダックは29日、21Shares US LLCが提供するドージコイン DOGE -3.33%上場投資信託（ETF）「21Shares Dogecoin ETF」の上場・取引申請を米証券取引委員会（SEC）に行った。

この申請は、1934年証券取引法第19条（b）（1）に基づき提出され、商品ベースの信託株式の上場と取引を規定するナスダック規則5711（d）に準拠している。

21SharesのドージコインETF

このETFは、CF Benchmarksが提供する「CF DOGE-Dollar U.S. Settlement Price Index」に基づき、ドージコインのパフォーマンスに連動することを目指す金融商品だ。

パッシブ運用型の投資ビークルとして設計されているため、レバレッジやデリバティブを用いたり、投機的な売買戦略を採用したりすることはない。

運用は21Sharesが担当し、メリーランド州に拠点を置く信託会社が受託者を務める。

また、ETFの管理業務は、スポンサーまたは受託者が指定する第三者企業が行う予定であり、信託に代わってドージコインを保管するのはコインベースの資産管理部門Coinbase Custodyとなる。

ミームコインのETF承認に注目集まる

今回の申請は、グレースケールやビットワイズといった他の資産運用会社もドージコインETFの立ち上げに関心を示す中行われた。

21Sharesは以前にもドージコインの上場取引型金融商品（ETP）を立ち上げ、年初来リターンや運用資産額で実績を上げている。

ソラナ（SOL）やリップル（XRP）など主要銘柄のETFの審査が進められる中、大手ミームコイン であるドージコインのETFが承認されるかどうかは、投資家から大きく注目されている。