サークル社、IPO計画申請|今後の業界への影響は?

暗号資産アナリスト
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Hideaki S.
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Crypto News Japan専属ライター兼暗号資産アナリスト。FX取引の経験を基に、2020年から仮想通貨投資を開始。

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Shunsuke Saito
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ステーブルコイン発行大手のサークル社は1日、米SEC(証券取引委員会)に対し、米国での新規株式公開(IPO)計画の申請を行った

サークル社は2024年1月、米国証券取引委員会(SEC)に対して伝統的なIPOのための登録届出書草案を提出していた。

同社はニューヨーク証券取引所(NYSE)に「CRCL」のティッカーシンボルで上場を目指し、JPモルガンとシティが主幹事を務める計画だった。

サークル社のIPO計画と背景

サークル社は米ドルと1対1で価値が連動するステーブルコイン「USDコイン(USDC)」の発行元として知られている。

同社は2021年に特別買収目的会社(SPAC)との合併による上場を試みたが、規制上の障壁と市場状況により成功しなかった経緯がある。

今回のIPO計画は、暗号資産(仮想通貨)業界にとって重要な意味を持つ。

サークル社はステーブルコイン発行会社として初めて公開市場への上場を目指す企業の一つであり、その成否は業界全体に影響を与える可能性がある。

同社は主要金融機関から多額の出資を受けており、2024年末までにステーブルコイン事業から17億ドル(約2465億円)の準備金収益を報告している。

IPO計画に影響を与える要因

サークル社のIPO計画申請には複数の要因が影響していると考えられる。

まず、世界的な経済不安定性が投資家心理や公開市場の受容性に影響を与え、IPOの成功に影響する可能性がある。

また、仮想通貨とステーブルコインに対する規制環境の変化も重要な要素だ。特に米国では、ステーブルコイン発行者に対する規制当局の監視が強化されている。

さらに、仮想通貨市場の変動性も懸念事項として挙げられる。過去の市場暴落を受けて、投資家がステーブルコイン関連ビジネスへの投資に慎重になっている可能性がある。

業界全体への影響

サークル社のIPOは単に同社だけの問題ではなく、仮想通貨業界全体にとって重要な指標となる。

公開市場での仮想通貨関連企業の受け入れ状況は、他の企業の上場計画にも影響を与えるだろう。

サークル社のIPO計画の進展は、仮想通貨産業の成熟度と従来の金融システムへの統合の度合いを示す重要な指標となるだろう。

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