「イーサリアム3.0」実現へ|新たなアップデート提案が公開

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イーサリアム(ETH)財団のジャスティン・ドレイク研究員は12日、「イーサリアム3.0」を目指す新たなネットワークのアップデート内容を提案した。

同氏の提案は、バンコクで開催されたカンファレンスDevcon2024で公開された。同カンファレンスには、イーサリアムのヴィタリック・ブテリン共同創業者も参加および登壇している。

関連:イーサリアムは「世界のコンピューター」へ:ヴィタリック・ブテリン、Devcon 2024でビジョンを語る

新たに「Beam Chain」を設計


同氏は、イーサリアムのコンセンサスレイヤーである現在の「Beacon Chain(ビーコンチェーン)」を新たな「Beam Chain(ビームチェーン)」へ大幅に再設計することを提案している。

コンセンサスレイヤーとは、ネットワークのセキュリティを保護する役割を担っている層(レイヤー)だ。

暗号資産(仮想通貨)のステーキングによるネットワーク支援を可能にするプルーフ・オブ・ステーク(PoS)の導入を可能にしており、2022年9月に行われたアップデート「The Marge(ザ・マージ)」でイーサリアムに統合された。

Beacon Chainは現在、イーサリアムの安全性を保護する存在として稼働している。

同氏によると、新たに提案されたBeam Chainは、「イーサリアムのロードマップの最新かつ最高のアイデアをすべて取り入れたコンセンサス層の再設計案だ。」と述べられている。

快適性、分散性、セキュリティの向上


Beacon Chainには、イーサリアムのブロック生成装置、ステーキングシステム、処理方法の調整が含まれている。

  • ブロック生成装置:ブロックの追加頻度や容量の増加を行う。ブロック生成時間は、現在の約12秒から4秒にまで短縮が可能。また、ブロック確定時間も、現在の約15分から大幅に削減できる。
  • ステーキングシステム:ステーキング要件を、現在の32ETHから最低1ETHまで削減可能になる。これにより、ネットワークのバリデータ参加率および分散性の向上が期待できる。
  • 処理方法:ゼロ知識証明をメインネットワークに組み込む。情報を開示することなく情報の信頼性を証明可能になる。これにより、プライバシー保護およびセキュリティ向上が期待できる。

これらの変更により、イーサリアムの快適性、分散性、セキュリティ向上を目指すという。

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