Ledger Nano X レビュー!値段分の価値はある?【2025年】

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Yamada
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三重県出身。金融ライターとしての活動を2014年に開始。暗号資産(仮想通貨)やFXを取り扱う国内外の金融・フィンテックメディアに従事する。自身でも仮想通貨投資を行っており、トレーダーとしての独自視点を交えたコンテンツ制作が得意。20年12月、CryptoNews...

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Ledger Nano X はスマートフォンユーザーに利用されることを想定して設計された、新しいタイプのハードウェアウォレットです。先行モデルの Ledger Nano S とは異なり、Ledger Nano X は、Bluetooth 接続、大画面、および 100 種の暗号通貨を扱えるウォレットをインストールできるだけの内部容量を持っています。

外出先から暗号資産にアクセスし、多様なポートフォリオを一元管理することができます。ウォレットをお探しの方は、ぜひこのレビューをご覧ください。 この記事では、Ledger Nano Xの取扱通貨の種類 、デザイン、使いやすさ、セキュリティ機能、設定方法について紹介します。

Ledger Nano X のレビューの概要

Ledger Nano X は、Ledger Nano S の欠点を改善した新しいハードウェアウォレットで、以下のような特徴を持ちます。

Ledger Nano X のレビューの概要

  • より大きいスクリーン
  • 改良されたナビゲーションシステム
  • AndroidとiOSのモバイル台帳ライブ対応
  • 余分なストレージ容量により、異なる暗号通貨のために最大100種類のアプリをインストールすることができます。
  • 充電式バッテリーで外出先でもパワーを発揮します。

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Ledger Nano X のレビュー:開封

Ledger Nano Xには、以下のような付属品が同梱されています。

Ledger Nano X

  • 1つのハードウェア財布
  • USBケーブル
  • 始まったばかりのリーフレット
  • 3枚の回復シート
  • キーチェーンストラップ1個

対応する暗号通貨の種類

Ledger Nano Xがサポートしている暗号通貨です。画像をクリックすると全リストが表示されます。Ledger Nano Xは、複数の暗号通貨を扱える優れたウォレットです。Ledgerはウォレットのなかでも扱えるデジタル資産の種類がトップクラスに多く、1100種類以上の暗号通貨をサポートしています。さらに、Ledger Nano Xは、以下にような特に人気のある暗号通貨について、専用アプリをインストールできます。

Ledger Nano X

Many of the assets supported by Ledger Nano X are unsupported by competing hardware wallets like KeepKey or Trezor. Ledger Nano X によってサポートされる資産の多くは KeepKey か Trezor のような競合製品ではサポートされていません。 前モデルと同じく、いつでも任意のタイミングで、アプリをインストールしたり削除したりできます。 総じて、Ledger Nano Xはこれ1つで複数の暗号通貨を管理するために設計された、優れたハードウェアウォレットです。 Ledgerによってサポートされるすべてのコインをまとめた記事.

セキュリティ機能

Ledger は、デバイスのセキュリティに関しても定評があります。Ledger Nano X も例外ではありません。2 つの内蔵チップが搭載されており、1 つはデバイスのオペレーティング システム (STM32WB55) を担当し、もう 1 つは秘密鍵の暗号化とトランザクションの署名 (ST33J2M0) を担当します。 このような構成により、Ledger Nano X はハッキングに対する防御性能に優れています。 重要な情報はディスプレイ上に表示されます。この画面は、デバイスの独自OSであるBOLOSによって保護されています。 また、Ledger Nano Sと同じように、Ledger Nano Xでは、パスフレーズを設定して不正アクセスから保護することもできます。 Ledger Nano X は前モデルよりも利便性が増しましたが、セキュリティをわずかも犠牲にしていません。新たに追加されたBluetooth機能や内部メモリの増強は、理論上は確かにハッカーやマルウェアに悪用されるリスクがあります。しかし、Ledgerの安全対策を考慮すると、被害に合う可能性は低いと言えます。例えBluetooth 経由でデバイスに侵入された場合でも、情報は高度に暗号化されているため、ハッカーからの傍受を許さないのです。 こうした点から、Ledger Nano X は信頼できるコールドストレージソリューションと言っていいでしょう。

デザインとユーザビリティ

サイズと外観は、前モデルのLedger Nano Sとよく似ています。画面が大きくなり若干重くはなりはしたものの、一般的なハードウェアウォレットと比べれば、まだまだ十分に小さくコンパクトです。手のひらにすっぽり収まるサイズです。もう一つの大きな変更は、ナビゲーションボタンです。メニューを操作するために使うこのボタンは、新機種では画面の側面に配置変更されています。両方のボタンを同時に押すことで、確認または入力が行えます。 大きくなった画面には、ウォレットのアドレスが一画面にすべて収まるようになりました。スクロールせずにアドレスを確認できるようになり、暗号通貨ファンからも概ね好評なようです。 ユーザビリティについては、スマートフォンとBluetooth接続できるようになったことで、利便性が大きく増しました。もちろん、PC接続も可能で、こちらはUSB-C端子が用意されています。AndroidやiPhone用に公開されている『Ledger Liveモバイルアプリ』も、使いやすく快適です。

Ledger Stax

PCに接続するためとは別に、USB-C端子はもう1つ重要な機能を担います。それは充電です。これによってバッテリーの不安なく、いつでも Ledger Nano X を使用できるようになりました。 Ledger Nano X に対する前モデルからの改善ぶりからも分かる通り、Ledger はユーザーからのフィードバックに真摯に耳を傾けるメーカーです。この企業姿勢も、Ledger Nano Xが2020年最もホットなコールドストレージソリューションだと言われる理由の1つです。

価格

下の表は、人気の高いハードウェアウォレットの価格を比較したものです。

デバイス名 価格 発売時期 サポートする暗号通貨の種類
Ledger Nano S $59 2016 1100種以上
Ledger Nano X $119 2019 1100種以上
Trezor One $78 2014 1000種以上
Trezor Model T $170 2018 1000種以上
KeepKey $79 2015 40種

この表からも分かる通り、Ledger Nano X は、暗号通貨投資家にとって最高クラスの性能を誇ります。特に、多種の暗号通貨をポートフォリオに含み、外出先で取引することがあり、セキュリティにも気を配る人にとっては、それらすべてを満たす端末です。ただし、値段は安くなく、Ledger Nano Sが2つ買えてしまいます。どちらの端末が良いかは、ポートフォリオ次第です。 お持ちの暗号通貨が3種類以下(ERC-20トークンの場合はすべて合わせて1種とみなして大丈夫です)に場合は、Nano Ledger Sで十分です。

Ledger Nano X は価格に見合う価値があるか?

新世代のハードウェアウォレットであるLedger Nano Xは、レビューしていても楽しいデバイスでした。その性能は、以前のデバイスを完全に過去のものにするほどです。しかしその一方で、性能の高さが価格に跳ね返っているのもまた事実。現時点では、本気の投資家、それもビットコインとアルトコインの両方に投資されている人向けのものと言った方がいいかもしれません。Ledger Nano X の最大の魅力は、ユーザビリティと利便性の高さで、その点では市場でもっとも先進的な端末の1つと言っていいでしょう。

ハードウェアウォレット「Ledger Nano X」 をセットアップする方法

ここでは、新しい Ledger Nano X デバイスを設定する際の手順をご紹介します。

  1. Ledger Nano X をPCに接続し、電源を入れる:箱に入っている付属の micro-USB ケーブルを使用して安全に接続します。
  2. PIN コードをセットアップする:デバイスの画面が点灯し、新しいデバイスとして設定するかどうかを確認してきます。上部のボタンを押して確認し、4~7桁のPINコードを設定します。番号を選択するたびに、両方のボタンを一度に押して確定しましょう。デバイスを使用するたびにコードを入力する必要があるので、メモしておくか、暗記しておきましょう。
  3. リカバリー(シード)のフレーズを記録する:ディスプレイに24個の英単語が次々と表示されます。それらをメモしていきましょう(オフラインの場所に記録するのが安全です)。箱に入っているデバイスに付属のリカバリーフレーズシートを使用すると便利です。24個表示し終えると、再表示が可能になるので、すべての単語が正しく記録されていることを確認してください。回復シードを紛失した場合、資金を回復できなくなってしまうので、注意してください。回復シードを記録しておくのに便利なCryptotagのようなデバイスを使うのもよいでしょう。
  4. シードフレーズを確認する:次の画面でシードフレーズからランダムに2つの単語を確認します。例えば、12 番と 17 番の単語を選べと指示されます。ランダムな単語が表示されますので、その中から回復シードの12番目と17番目の単語を選択し、確認を押してください。
  5. PCやスマートフォンにLedger Live アプリをインストールする: Ledger Liveは、ハードウェアウォレットのコンパニオンアプリです。Ledgerのサイトから直接ダウンロードしてください。必要であれば、スマホにもLedger Liveをインストールしましょう。これを使えば、外出先でもLedger Nano Xを使った暗号取引を行うことができるようになります。
  6. Ledger Liveを設定し、コインのウォレットアプリをインストールする:画面の指示に従ってパスワード(なるべく強力なもの)を設定し、Nano Xで管理したい暗号通貨のアプリをインストールします。 Nano Ledger Sは容量が小さいので、3~5種のアプリしかインストールできません。注意してください。
  7. ウォレットを作成してコインを送る:画面上の指示に従って、コインのウォレットアドレスを作成し、そこにコインを送ります。以上で操作は完了し、安全で便利なコールドウォレットが使えます。

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