Cryptonews 暗号資産（仮想通貨）

仮想通貨のソーシャルトレーディングプラットフォームを解説

最終更新日:

11月 5, 2024 19:38 JST

編集者

Yamada

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筆者について

三重県出身。金融ライターとしての活動を2014年に開始。暗号資産（仮想通貨）やFXを取り扱う国内外の金融・フィンテックメディアに従事する。自身でも仮想通貨投資を行っており、トレーダーとしての独自視点を交えたコンテンツ制作が得意。20年12月、CryptoNews...

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11月 5, 2024 19:38 JST

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生まれついて偉大な投資家である人はいません。儲かる投資をするには、並外れた洞察力、運、規律、経験が必要です。ほとんどの一流のトレーダーは、最終的に利益を得るまで… 生まれついて偉大な投資家である人はいません。

儲かる投資をするには、並外れた洞察力、運、規律、経験が必要です。ほとんどの一流のトレーダーは、最終的に利益を得るまでに数週間、数ヶ月、あるいは数年の間にお金を失った経験を持っています。

そのため、儲ける方法を学ぶためには、時には損をしなければならないと考える人もいるようです。しかし、これは必ずしも正しい考えではありません。何かを学ぶには、やってみるのが一番手っ取り早いのは事実です。

しかし、やみくもに火の中に飛び込んでも火傷するだけです。そこで戦略の出番です。戦略を持つということは、市場分析と理論を組み合わせて実践することを意味します。自分が取る行動が、戦略上のどのアクションに当たるのか理解しながら動けるようになれば、これは強力な組み合わせです。

残念なことに、ほとんどの初心者投資家は、理解できているつもりで理解できていません。だからこそ、誰かにコーチをしてもらうことが、投資への賢いアプローチ方法なのです。メンター、友人、コーチ、または関連する経験を持つ人がいれば、試行錯誤によってポートフォリオの多くを燃やしてしまうことなく、学習プロセスを合理化することができます。

コーチを受けることは、口で言うほど簡単ではありません。通常、優秀なメンターやコーチほど、高額な報酬を求めるものです。すべての個人投資家が優れた投資コーチを雇えるわけではありません。

それでも、市場や投資判断について議論する相手を持つことの重要性は変わりません。自分の考えに批判的な意見をくれる人を周りに置きましょう。

億万長者の投資家でヘッジファンドマネージャーのレイ・ダリオはこう言います。「私はただ正しい行動がしたいだけだ。正しい判断を下すのが、私自身かどうかはどうでもいい」だからこそ、仮想通貨投資のキャリアをスタートさせるのに最適な場所の一つが、仮想通貨に投資できるソーシャル取引プラットフォームなのです。

この記事では、世の中にある仮想通貨ソーシャルトレーディングプラットフォームのいくつかをレビューします。まず、仮想通貨ソーシャルトレーディングとは何でしょうか？

ソーシャルトレーディングとは？

ソーシャルトレーディングプラットフォームは、トレーダーにとってのソーシャルネットワークのようなものです。ほとんどの場合、売買仲介者として機能し、様々な資産、CFD、ETF、仮想通貨を購入することができます。通常の取引プラットフォームとは異なり、Immediate Edgeなどのソーシャル取引プラットフォームでは、同じ市場や商品を取引している他のトレーダーとつながり、彼らの行動をコピーしたり、共有したり、分析や予測について議論したり、質問したりすることができます。それによって、トレーダーとしてより早く成長できます。つまり仮想通貨のソーシャルトレーディングとは、使う人たちが仮想通貨やその他の暗号資産についてやり取りするための社会的なプラットフォームのことを指します。 2020年時点で、仮想通貨愛好家にとって最適なソーシャルトレーディングプラットフォームはどこなのでしょうか？

仮想通貨ソーシャルトレーディングプラットフォーム：2020版

Exchange	Leverage	Cryptocurrencies	Fees	Link
eToro	2x	15	0.75% – 2.9%	Trade Now
Tradelize	100x	Lots of pairs from top crypto exchanges	10% for paid services only	Trade Now
ZuluTrade	Varies per broker	5	Varies	Trade Now
Naga Trader	30x	8	Varies	Trade Now
Tradeo	100x	5	2.1 to 8+ pips	Trade Now
Covesting	1x	31	0.15% – 18%	Trade Now

1. eToro

eToro

良い点	悪い点
優れたソーシャルトレード体験	非アクティブ時も手数料がかかる
機能が豊富	仮想通貨の預け入れができない
運営会社の評判が良い	カスタマーサポートの対応がやや遅い

eToroは、ソーシャルトレーディングのパイオニアであるマルチアセットソーシャルトレーディングプラットフォームです。そのため、市場で最も先進的なソーシャルトレーディング機能を備えています。仮想通貨の他にも、外国為替、コモディティ、株式、ETFコントラクトフォーデフ（CDF）での取引が可能です。現在、eToroは以下の16種の仮想通貨をサポートしています。

最も有名なソーシャルトレーディングプラットフォームの一つであるeToroは、数百万人のユーザーを誇り、140カ国以上で運営されています。また、プラットフォームはキプロス（CySEC）、英国（FCA）、オーストラリア（ASIC）の3つの国の規制をクリアしていて、米国からの投資家もアクセス可能です。 eToroの高度なソーシャルトレーディング機能は、トレーダーのためのソーシャルネットワークとなっていて、すべてのユーザーが他の投資家と自由に交流し、彼らの取引をコピーすることができます。ソーシャルメディアサイトと同様に、お気に入りのトレーダーや最も関連性の高い市場ニュースを含むカスタムニュースフィードを作成することもできます。とりわけ、eToroのコピー取引もエキサイティングな機能です。通常のコピー取引とは異なり、eToroのソーシャル投資では、リスクとエクスポージャーのレベルを調整しながら、他のトレーダーの行動をコピーすることができます。この方法では、他のトレーダーの行動に完全に依存することはなく、必要に応じて損失のリスクを軽減することができます。まだ取引を開始する準備中の方は、eToroのソーシャル取引プラットフォームは無料で参加・利用できることを知っておくと便利かもしれません。さらに、便利なデモポートフォリオがあるので、すぐに始めることができます。

2. Tradelize

良い点	悪い点
初心者とベテラン、両方が参加するトレーダーネットワーク	取扱銘柄数は最大ではない
サービスや機能が豊富	プロ向け機能は有料
技術的、かつ社会的な成長機会がある	APIを介して接続された取引所でしか取引できない

Tradelizeは、実際のライブ統計に基づいたトレーダーのための分散型ソーシャルネットワークです。10年以上の取引経験を持つトレーダーが、自分のようなトレーダーのためにと開発し、世界中の仮想通貨トレーダーのソーシャルネットワーキングに貢献しています。 Tradelizeのエコシステムには以下が含まれます。

トレーダーと投資家のためのソーシャルネットワーク
最高品質のプロ仕様のデスクトップ取引端末
統一されたインターフェイスとオールインワンの投資ポータルとして機能するモバイルアプリ

Tradelizeは、取引所から直接送られてくるリアルタイムの統計情報を使用した高度な取引ツールです。すべてのユーザーは、LinkedInやFacebookのようなプロフェッショナルなプロフィールを作成し、開発することができます。このプロフィールを使用して、ユーザーはTradelizeのソーシャル機能にアクセスすることができます。ネットワークユーザーは、統計情報を使用して、トレーダーを含む他の専門家のプロフィールを評価します。トレーダーは、過去の収益性と成功を実証することができます。異なる取引所での異なる取引の収益性を見ることも可能です。トレーダーは、有料チャンネルを通じて収益化したり、取引をプレミアムコンテンツに変換したりすることができます。例えば、トレーダーは、取引の監視やコピー、あるいは資本の管理代行といったサービスを提供することができます。 Tradelizeトレーディングターミナルは、ニューヨーク証券取引所で見かけるプロ仕様のトレーディングターミナルと似ていますが、仮想通貨トレーダーを搭載しています。このマルチ取引所ターミナルは、8つの仮想通貨取引所とそこで取引されているすべての通貨をサポートしています。

ユーザーは、Tradelize Portfolioと呼ばれる統一されたインターフェイスで、スポットポジションや契約を管理することができます。サブアカウントを作成し、その間で資金を分割することができます。アービトラージ・ファインダーとウォッチリストを使用して、市場で可能な限り最高の取引を見つけることができます。 Tradelizeアプリを使えば、世界中どこからでも取引を追跡することができます。3つの製品すべてで、トレーダーは最小限の労力で利益をスケールアップすることができます。

3. ZuluTrade

ZuluTrade

良い点	悪い点
シグナルプロバイダーが多い	仮想通貨の数が限られている
幅広い仲介業者を扱う	学習レベルが段階的に用意されていない
透明性が高い	素人トレーダーが多い

2007年に設立されたZuluTradeは、仲介業者間のソーシャルトレーディングプラットフォームです。世界中の50以上の仲介業者を集約し、単一のコピー取引とソーシャルトレーディングサービスで接続しています。ユーザーは、何千ものシグナルプロバイダーを自由に選択して交流し、彼らの分析を読み、カスタムリスク管理戦略で彼らの行動をコピーすることができます。 ZuluTradeのクロスブローカーサービスは、欧州連合と日本でライセンスを取得しています。FX、株式、ETF、コモディティ、バイナリーオプションなど、様々な資産を取引することができます。デジタル資産といえば、ZuluTradeは5つの仮想通貨をサポートしています。

ZuluTradeでは、10,000人以上のトレーダーの中からコピー取引したいトレーダーを選べます。高度な検索機能で目当てのトレーダーを探すことができ、フォロワー数やコピートレードでもたらした利益など、さまざまな条件で並べ替えることができます。新規利用者は無料のデモ口座から始めることができます。ZuluTradeで本格的に取引を開始するには、少なくとも300ドルを入金する必要があります。

4. NAGA Trader

NAGA Trader

良い点	悪い点
取引ツールが豊富	最初は機能過剰に感じるかも
運営会社は暗号技術の実績が豊富	米国在住者は利用不可
優れたプラットフォーム設計	最小入金額が大きい

Naga Traderは、もともと従来型の金融資産のソーシャルトレーディングプラットフォームだったのですが、仮想通貨業界に進出しました。2017年には、プラットフォーム独自のICOとNAGA（NGC）ユーティリティートークンを立ち上げ、5000万ドル以上を調達しました。 Naga Traderでは、ネットワーク、接続、コピートレード、従来型の金融資産市場と、仮想通貨のような新興市場を合わせた、800以上の金融商品に投資することができます。仮想通貨に関しては、以下のコインを含む11のペアで取引することができます。

Naga Traderは初心者トレーダーでも比較的使いやすいと言われています。さらにマルチアセットの仮想通貨ウォレットやチャート、デモトークンで取引のテストができるAIボットなどが付属しています。

5. Tradeo

Tradeo

良い点	悪い点
高度なソーシャルトレーディング機能	仮想通貨の取扱が少ない
取扱商品が多い	米国在住者は利用できない
信頼できる仲介業者を扱う	基本機能は上級者には物足りない

Tradeoは、クリプトCFDをはじめとする多くの商品を取引することができるソーシャル取引プラットフォームです。他のトレーダーのシグナルを素早く見つけてフォローすることができる高度なソーシャルトレーディング機能を備えています。他のソーシャルトレーディングプラットフォームと同様に、取引を簡単に開始することができます。最初のうちはリアルマネーで取引する自信がなくても、リアリティのあるデモ口座でコピー取引をテストすることができます。 Tradeoでは、伝統的な商品とは別に、以下の仮想通貨を取引することができます。

仮想通貨の選択は非常に限られていますが、Tradeoのソーシャルトレーディングツールは、初心者から経験豊富な投資家の両方にとって使い勝手の良いものです。さらに、ベテラントレーダーから戦略に関するフィードバックを集めることができるユニークな機能を備えています。 Tradeoは、あらゆる分野のトレーダーのための汎用性の高いプラットフォームです。仮想通貨CFDの数が限られていることを気にしないのであれば、投資、学習、そして同じ志を持った他の人たちとのつながりを築くのに最適な場所です。残念ながら、このプラットフォームは米国にお住まいの方はご利用いただけません。

6. Covesting

良い点	悪い点
仮想通貨の取引のみを扱う	レバレッジ機能がない
取扱銘柄が多い	コピー取引の手数料が高い
規制をクリアしている	一部機能の利用にはCOV（独自トークン）が必要

Covestingは、この記事で紹介する中で唯一、仮想通貨専門のソーシャルトレーディングプラットフォームです。また、COVという独自の仮想通貨を発行しています。コピー取引やアルゴリズム取引といった機能の利用には、COVが必要です。初心者は、経験豊富なトレーダーに助けてもらうことが期待できます。戦略やフォロワー数、取引履歴、他のトレーダーによって書かれたレビューによって専門家を検索することができます。現在、Covestingは以下のコインを含む31の仮想通貨をサポートしています。

Covestingは合計で62以上のペア（仮想通貨VS法定通貨、仮想通貨VS法定通貨の両方を合わせた数）市場をサポートしています。 Covestingはジブラルタル金融サービス委員会とエストニア共和国金融知能部門の規制をクリアしています。 Covestingは仮想通貨の新興世界に興味のあるベテラン投資家と投資を始めたばかりの人の両方にとって、信頼できるプラットフォームです。

最後に

仮想通貨とソーシャルトレードの両方がますます普及するにつれ、個人投資家のほとんど（70％以上）が損をするようになると言われています。そのため、専門家の助けを借りても必ずしも望ましい結果が得られるとは限らず、リスクを認識しておく必要があります。専門家でも間違えることがありますから。とはいえ、リスクを取ってチャレンジするのであれば、学習のためにいくらかの損失を被ることは許容しましょう。良いスタートを切りたい場合は、Prime XBTのようなソーシャルトレーディングプラットフォーム上で取引を開始するのは良い選択肢と言えます。